歌舞伎 感想4

※過去観劇したもののツイッターログです。


2014年7月23日

さて。明日は、私の今夏のお楽しみ第二弾!
まつもと大歌舞伎、観に行ってきまーす!

1000円で歌舞伎3時間20分観れるとか…夢のような値段だ。 http://twitter.com/waka_rokusuke/status/491541418419056640/photo/1

三人吉三も、なかなか複雑な・・・いえ、因果応報か。なるほど。
http://p.twipple.jp/xGU7X
http://p.twipple.jp/Qk7aW
http://p.twipple.jp/qGYuJ

三人吉三は、親子愛・兄弟愛・義兄弟愛・近親相姦とか、ようするに俺得てんこ盛りであった。

★簡単に感想
いつも東京まで遠出しなければ観れない歌舞伎が、隣の松本で観れる二年に一度のまつもと大歌舞伎!
コクーン歌舞伎で上演していました、三人吉三観て参りました! http://twitter.com/waka_rokusuke/status/492346528049025024/photo/1

市民全員が湧いてるわけじゃないと思いますが、松本の街が大いに歌舞伎で盛り上がっていて、歌舞伎好きとしてはテンションだだ上がりでした\(^o^)/
昨日(23日)は、かなり蒸し暑かったですが、気温だけでなく人の熱気もすごかったです。 http://twitter.com/waka_rokusuke/status/492347815641624576/photo/1

会場内にある縁日横丁には、チケットがない人も立ち寄れるので、開場前から人がたくさん…とても暑かったです(笑)
縁日横丁には松本や歌舞伎グッズ、当公演オリジナルグッズなどがズラリ。ロビーではパンフレットや、もちろんオペラグラスの貸出も。 http://twitter.com/waka_rokusuke/status/492349509402243072/photo/1

登城行列に使われた御神輿や、人力車も!
御神輿は、手鞠がぶらさがっていて、いかにも松本らしいですね(*^^*)

さて、肝心の三人吉三の感想いきます! http://twitter.com/waka_rokusuke/status/492350581806088192/photo/1

まだ歌舞伎歴一年の新米ですから、三人吉三を観るのはこれが初めて。
予め筋も登場人物も頭に入れてから行きましたが、やっぱり前知識はあまり関係ないですね。お芝居始まれば、その世界に勝手に誘われるので、最初からとても楽しかったです〜!
席は三階でしたが、全体が見下ろせて見やすかったです

コクーン歌舞伎同様、花道はないので、一階の桟敷席の方々は役者さんが客席の間を歩いていて羨ましかったです〜!
七之助さんのお嬢吉三が格好良い&可愛すぎて!!
足踏まれたいって思いました!!!(笑)

ひときわ大きな拍手を受けていたのは、やはり和尚吉三を演じる勘九郎さんですね。
私も勘九郎さんの歌舞伎はこれが2回目(舞台は3回目)ですが、いい役者さんだなぁと改めて思いました。
勘九郎さんて穏やかでスマートな感じがするけど、舞台の上だと大きくて力強いんですよ!大きく感じる!

三人吉三は、本当に『因果応報』という言葉に尽きるお話ですね…。よくもまあ、因果応報すぎる話を考えたもんだと黙阿弥に拍手。
親子・兄弟・義兄弟と、それぞれの縁が集い、そして絡み合ったが故に起きる悲劇というか…物語は感動する話ではないですが、重く胸を打たれるものがあります。

大川端の場面だけが上演される事が多いようですが、是非とも三人吉三は通しで観ていただきたいな。大川端の場面は、一場面だけなので物語の全体を掴むのは難しいと思うのですが、大変見ていて気持ちの良い場面です。お嬢吉三とお坊吉三の立ち回りに、それを止めに割って入る和尚吉三のカッコイイこと!

同じ吉三という名の盗賊が三人、義兄弟の契りを交わし、いざいざいざ!と小気味良い台詞回しなどもあって、大川端の場面は楽しいのですが、やはり三人吉三の最期まで観たい。
「思えば儚い身の上だなァ」という台詞が多用されますが、そんな身の上だからこそ義兄弟への思いの深さが伝わります。

庚申丸という一振りの刀が呼び起こした因果応報の連鎖は、真っ白な雪の中で三人吉三が果てて終わります。
三幕目の、最後の立ち回りは本当に圧巻。スーパー歌舞伎のような派手さがありました。これはコクーン歌舞伎ならでは?
美しさと力強さと儚さが凝縮された場面でした。
観客皆共に溜め息です。
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